「農民」記事データベース20100315-916-07

素材を生かす
旬のレシピ


かぶ

 蕪(かぶ)は、手間のかからない野菜です。ぜひお試しください。今回は、皮付きの調理法を紹介します。
(日本料理店「一福」 吉松和彦)

画像


《かぶのステーキ》

 葉や茎をとり、白い部分を洗います。大きさによって4分の1か、6分の1にカットします。

 テフロンのフライパンに少量の油をひいて、よく熱したら、皮目を下にして焼きます。きつね色になったら、皮が付いていない部分を1〜2分焼き、酒、しょうゆ、みりんを同量の割合であわせた調味料を回し入れ、蒸しとじぶたをして煮詰めます。

 最後に、かつお節をかけて熱いうちに召し上がってください。かつお節のかわりに、合わせ調味料にかつおだしを混ぜてもいいでしょう。

 また、サラダ油のかわりに、焼牛の脂(すき焼き肉を買うと付いてくる白い脂)で焼くと、コクが出ます。その時は、かつお節より七味や粉山椒のほうが合うでしょう。

《かぶのすり流し》

 カットしたかぶを水に入れ、火にかけます。

 柔らかくなったらだしの素、塩を入れます。味の加減は、お吸い物くらいが良いと思います。

 味を整えたら火を止めて、泡立器を直接鍋に入れ、トロトロになるまでかぶをつぶします。

 ポタージュ状になったら、もう一度火にかけ、煮立ったら椀によそいます。きざみ三葉、柚子などをのせてどうぞ。

《かぶ葉ちりめん》

 葉や茎を洗い、細かくカットします。

 テフロンのフライパンに少量の油をひき、熱したらちりめんじゃこを入れます。よく炒めたらカットした葉と茎を入れ、しんなりしたらしょうゆ、みりんを少量入れてよく混ぜます。味がまわったら、器に盛り煎り胡麻をふります。

 また、細かくカットした葉や茎は、朝漬けやさっとゆでてお浸しにもなります。

(新聞「農民」2010.3.15付)
ライン

2010年3月

農民運動全国連合会(略称:農民連)
〒173-0025
東京都板橋区熊野町47-11
社医研センター2階
TEL (03)5966-2224

本サイト掲載の記事、写真等の無断転載を禁じます。
Copyright(c)1998-2010, 農民運動全国連合会