農のこころ丸山美沙夫
畑の黙ゆるやかに解く冬陽ざし 佐藤 豊子 俳誌『河内野(かわちの)』から。畑作の一年を終えた、ひっそりした情景である。寒冷地では作付できる作物も少ないこともあるが、冬場は連作による地力の低下や病虫害の発生を避けるなど時節の休作によって、畑土の休息も役割を果すのである。自然環境に溶け込んで農を営む大切さが、「ゆるやかに解く」に、詩情を広げる。
(新聞「農民」2009.12.21付)
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[2009年12月]
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