旬の味
民主党中心の政権が誕生して80日近くになろうとしている。農協や農業委員の仲間から聞かれた期待の声が、失望に変わろうとしている▼「戸別所得補償制度を中心に、農業を新しい国づくりの柱にする」―こんなことを言われれば、誰だってうれしくなり期待し、応援したくなる。しかし今日の彼らの政治姿勢は、自公政権の重い扉を押し開く気概がまったくなくなったかのようだ。本当にやる気があるのか。民主党も、そろそろ農民の厳しい審判を受ける時が迫っているようだ▼こういう状況のもとグリーンウエーブ行動に取り組み、農協を訪ね共同の運動を呼びかけ、街頭で通行人に署名を訴える。民主党中心の政権を突き動かすほどの行動に取り組もうと思う▼一刻も早く、具体的な農畜産物の価格政策を打ち出させたい。異常な価格下落を1日も早く改善させたい。農民連以外にこの情勢を突破できる方針と力を持つ農民団体が、残念ながら見当たらない。農民の力を集中し、エネルギーを結集する中心になろう。 (倫)
(新聞「農民」2009.12.14付)
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[2009年12月]
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