「農民」記事データベース20091214-905-10

生産者とのむすびつき強く

玄米工房大収穫祭

新鮮野菜 店頭で即売
埼玉・越谷

関連/BRAぶらしんのみ祭り バスで行ってきました


山形、福島などから農家が参加

 11月28日、埼玉県・北越谷駅前の米屋=玄米工房北越谷本店前で「大収穫祭」が開かれました。農民連の生産者らも駆けつけて、新鮮な農産物や加工品を即売。たくさんのお客さんでにぎわいました。

 同店は、各地のこだわりのお米を店頭精米で販売しており、農民連の準産直米も販売しています。この「大収穫祭」は、生産者と米屋さん、お客さんの結びつきを強めようと、同店と農民連ふるさとネットワークが協力して5年前から行っているもので、今回は山形、福島、埼玉各県から生産者が参加しました。

 山形県農民連・庄内産直センターの一行は、ラ・フランスや漬物を持参したほか、もちつきの道具一式を持ち込み、早朝から米をふかしてもちつきを実演。つきたてのもちを即売しました。福島県農民連はリンゴ、埼玉県農民連は特産の深谷ネギをはじめ、ダイコンやキャベツ、カリフラワーなどの新鮮な野菜を持ちより、店の前に机を並べて販売しました。

 開店準備中からなじみのお客さんが続々と来店し、飛ぶような売れ行きです。なかには、近所の親類の案内で東京からやってきた人もいて、「安心な野菜が安く買えるので、楽しみにしていました」と、段ボール箱にいっぱい買い求めていました。

 リンゴは昼前には売り切れ。産直センターふくしまの服部崇さんは「前回は品物だけ届けましたが、今回は生産者が直接販売。売れ行きが違いますね」と、話していました。また、山形のもちつきの実演には人だかりができ、子どもたちも順番を争ってきねを握っていました。

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 玄米工房店長の関根康展さんは、「とくに若いお客さんは、商品の安全性などに敏感ですが、スーパーに慣れていて米屋には入りづらい。こういうイベントは垣根を低くしてくれます」と期待しています。「生産者との結びつきが強いということも、アピールになります。店と、お客さんと、生産者の距離を近づけて、みんなが喜べる関係をつくっていきたい」と抱負を語りました。


BRAぶらしんのみ祭り
バスで行ってきました

茨城農民連女性部「ゆいの会」

 茨城農民連女性部「ゆいの会」は11月14日、バスの中で総会を開きながら、千葉・多古町旬の味産直センターの「BRA(ブラ)ぶらしんのみ祭り」に参加しました。

 38人の参加者は、受付で通行証となる飲み物用の竹筒をもらい、いざ出発。何とこの日は、昔からこの地方に伝わるしきたりに則って、農民連本部の森吉秀樹さんと千葉農民連の小林千佳子さんが結婚式をあげるというサプライズも。

 地図を頼りにおいしい料理ごちそうさま

 結婚式ばかり見ていたのでは食べることができなくなってしまうので、地図を頼りに農家をまわりはじめ、おでんや豚汁、黒米のおこわ、もち、マイタケの天ぷら、甘酒など、まさに“ぶらぶら”歩きながらおいしくいただきました。途中雨にたたられ、メーン会場の学校跡地がかなりぬかるんで近づけなかったのが残念でした。

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地図を片手に“こんどはどっちに行こうか”

 初めての参加でしたが、楽しい貴重な体験でした。「茨城でもこんな取り組みができればいいな」と、感想を出し合いながら帰路につきました。

(茨城農民連 大内逸雄)

(新聞「農民」2009.12.14付)
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2009年12月

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