新聞「農民」に期待します
力と知恵を発揮して
JA野辺地町組合長 大関政敏さん
当JAは、青森県の下北半島の付け根に位置し、夏は冷たい「ヤマセ」が吹きます。この冷涼な気候を生かして野菜が作れないかと、1982年から「葉付きこかぶ」に取り組み、現在50人の生産者によって年間7億7000万円を売り上げ、夏場の一大産地として確立しました。「こかぶ」は果肉が軟らかく葉も丸ごと食べられ、栄養面でもカルシウム、ビタミンなどが豊富に含まれています。これからも地域のブランドとして取り組んでいきます。
今、農産物価格が下落を続けるなかで、役職員一丸となって地域農業の発展と所得向上を図り、組合員の信頼を得られるよう取り組んでいます。
当JAは60年という長い歴史を刻んできましたが、いま未合併JAの解消という嵐の中で、「合併」の選択を迫られています。今後の運営にあたっては、生産者と消費者を結ぶ架け橋として、農民連のみなさんとともに、そして新聞「農民」におおいに期待しながら、地域の力と知恵をいかんなく発揮し、農業再生の運動を展開していきます。
(新聞「農民」2009.12.14付)
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