千葉県多古町旬の味産直センター
BRA(ブラ)ぶら しんのみまつり
東京・神奈川・茨城から2000人でにぎわう
関連/昔ながらの結婚式に拍手
周辺農家をぶらりと巡り
庭先で郷土食たっぷりと
11月14日、千葉県多古町旬の味産直センターの「BRAぶらしんのみまつり」が開かれ、新日本婦人の会の会員やその家族をはじめ、東京、神奈川、茨城など各地から貸し切りバスでかけつけた2000人の参加者でにぎわいました。
「しんのみまつり」は、持参した箸(はし)や食器を手に、参加者が旬の味産直センター周囲の農家を“ぶらぶら”と巡り歩き、農家の庭先でさまざまな郷土料理を食べながら、生産者と交流するという催しです。
今年で9回目とあって、毎年楽しみにしているという参加者も多く、なかにはあらかじめ農家を回る順番を決めている人も。「だって全部回ると、最後の方はおなかいっぱいで、食べきれなくなっちゃうのよ。だからおなかにたまるお料理は後回し」と計画的です。開会早々、きんぴらや煮物などのお総菜コーナーに長打の列ができていました。
参加者は竹筒で甘酒や地酒を飲みつつ、いなかまんじゅう、おでん、祭り寿司、きのこ汁、つきたてのおもちなどをたっぷり食べ歩き、秋の一日を楽しみました。
“おめでとう”“お幸せに” 祝い言葉の嵐
プログラムの一つとして、昔ながらの風習を再現した模擬結婚式も行われ、千葉県農民連事務局の小林千佳子さんと、農民連本部事務局の森吉秀樹さんが、新郎新婦として登場。
二人は神社にお参りしてから集落内を練り歩き、式場となった農家に到着しました。実際に最近結婚したばかりという“本物”の新婚さんとあって、行く先々で「おめでとう!」「お幸せに」というお祝いの嵐に遭遇。古式ゆかしく三々九度を酌(く)み交わし、多古町に伝わる郷土料理の祝い膳(ぜん)を囲みました。
(新聞「農民」2009.12.7付)
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