農のこころ丸山美沙夫
柿熟るる一揆のさまに村猛る 渡辺 一子 俳誌『白炎』から。柿の熟れた里は、農作業を片付けながら、夜なべに柿剥きし、翌朝は軒先に吊し柿がどの家にも並べられた。農村の美しい風物詩でもあった。今はこうした景が失われていくのも寂しい。作者は、佐渡の名産「おけさ柿」の収穫作業を詠む。特産地として地域ぐるみに励む人々の逞しい姿が感じられる。
(新聞「農民」2009.12.7付)
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[2009年12月]
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