新聞「農民」に期待します
農民連の主張に農民連の主張に共鳴
鹿児島県JA肝付吾平(きもつきあいら)町組合長
休坂(きゅうさか) 義数さん
当JAは、大隈半島のほぼ中央に位置し、正・准組合員1500名の県内で最小規模の未合併農協です。
これまで、全国農民政治連盟の下部組織として自民党支持を続けてきましたが、今回の政権交代で「これまでの考え方を変えなくては」と思案中でした。そして去る10月、JA全国大会に日本共産党の志位委員長が来賓として出席され、「米は価格保障と所得補償を組み合わせて再生産可能な1万8000円とする。日米FTA(自由貿易協定)も日豪EPA(経済連携協定)も断固反対、日本農業を守る」との力強いあいさつに接し、思わず力いっぱい拍手しました。
農民連が主張しているように「価格保障こそ食料自給率向上のカギ」だと確信しています。人間が生きていくのに必要不可欠の食糧を生産する農民が、ほかの階層と均衡する生活を営むことこそ農政の基本です。
すでに世界の流れは、食糧主権の確立と食料自給率向上へと変わりつつあります。この点に確信を持って、今後とも農業再建に努力していきます。
(新聞「農民」2009.11.30付)
|