香川県にもMA米が!
投 稿
民間の保管倉庫を見学して
香川県議(日本共産党)・白川容子さん
先日、高松市内にあるミニマムアクセス(MA)米の保管倉庫を、農政事務所の案内で見学しました。
うず高く積み上げられたMA米に一同ビックリ! こんな近くに報道写真などで見た光景があるとは、知りませんでした。昨年度、香川県には5万6000トンのMA米が入ってきており、四国の中でも一番多い量になっています。
民間委託された倉庫には、ベトナムから輸入された長粒米が精米した状態で保管されていて、「この状態でカビが生えないのはおかしい」との声もありました。1万トン当たりの保管料は年間約1億円かかることや、1トン当たり7万円で購入したものを3万円で売却し、4万円は私たちの税金から負担させられていることに再びビックリしました。
「自分は国産米を選んで食べているから大丈夫」と思っていた参加者も、使用の用途や保管費用、検査方法などを質問するなかで、「あられやせんべいなどの加工米、配合飼料に使われている」ことを知り、知らないあいだに自分たちの口に入っていることに大きな不安と怒りを感じました。
MA米の実態や日米FTA(自由貿易協定)が、私たちの暮らしにもたらす影響について、広く県民に知らせていくことが大事だと実感しています。
(新聞「農民」2009.11.9付)
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