「農民」記事データベース20091102-899-08

本格的ジャズ演奏を堪能
“旬”を食べ、おおいに語って

静岡県農民連青年部


稲刈り&田んぼコンサート

 静岡県農民連の青年部は10月17日、稲刈り&田んぼコンサートを開きました。昨年から、地元の青年(農家でない人も含めて)たちと休耕田を借りて無農薬有機の米づくりをしています。田んぼを拠点に、みそづくりや旬の味を楽しんだり、「食と農」を大切にした取り組みを行っています。5月には、地元の農業青年12人で「わこうど結ネット」というグループを結成しました。

 昨年は1日がかりで稲刈りとハゼ掛けをしましたが、せっかくの美しい稲穂をもっと楽しみたいとの思いから、今年は半日だけ稲刈りをし、午後は刈り残した稲穂の隣にステージを設置して田んぼコンサートを開くことを計画しました。しかも、ジャズ演奏です。

 当日はあいにくの曇り空でしたが、40人ほどが集まってくれました。昼前には雨が降り出す予報なので、残念ながらコンサートの会場を屋内に移し、田んぼでは参加者みんなで協力して稲刈りをしました。昼食はメンバーの栽培した野菜を使って、わこうど結ネットの“食”を担当している杵塚民子さんと大坂和嘉子さんを中心に準備。しし飯、むかご御飯、みそ汁、鮎の塩焼き、焼肉(しし肉)、自然薯(じねんじょ)、白菜サラダ、コロッケ、焼き芋、芋ようかんなど、すべて手作りです。

おいしいお昼ごはんが待ってるよ、がんばって!

 昼食の準備ができるまで、1回目のジャズ演奏。聴くのは初めてという人も多かったのですが、本格的な演奏とすてきな歌声に聞き入ってしまいました。昼食時に自己紹介をしてもらいましたが、参加者の皆さんの多くが農業や食に興味を持っていて、さらに友達を通じて参加してくれた人も多く、イベントを重ねるごとに参加者の輪が広がっていくのがとてもうれしかったです。

本格的なジャズの生演奏“とってもステキ!”

 昼食後に再びジャズを楽しみました。“上を向いて歩こう”など、有名な曲のジャズバージョンをみんなで一緒に歌ったり、観客を楽しませてくれました。今回はあいにくの雨で、田んぼの中でのコンサートはできませんでしたが、旬のものを食べ、大いに語り笑い合い、とても楽しい1日になりました。来年は秋空の下、稲穂に囲まれた中で自然に感謝し、旬の味を楽しみたいです!

(静岡県農民連 種石かおり)

(新聞「農民」2009.11.2付)
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2009年11月

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