この人
今年4月から新専従に
静岡県農民連事務局 種石 かおりさん
会員農家をどんどん訪ねたい
東京の会社でOLしてましたが、以前から「地元に帰りたいなあ」と思っていました。そんな時、父から「こんな仕事あるでぇ」と声がかかり、「じゃあ、やってみようか」と。だから、農業に関心があってというわけではありません。でも、家は農家だし、小さいときから両親の仕事を見て育ちましたから、農民連で働くことになにも違和感はなかったですね。
県連の事務所は、最近まで浜松市の細江にあって、事務局長の吉川利明さんに本当に手取り足取り教えてもらいました。それから、愛知や県内の若い専従者が月2回集まって、吉川さんを講師に「専従者研修」を行ってきたんですが、すごくためになりました。農民連とはどういう組織か、どういう歴史があるのか、その農民連で働くということはどういうことなのか、少しずつわかってきたように思いますし、同じ仲間と学び話し合えることがすごく新鮮でした。
いまは事務所が藤枝に移転して、一人でパソコンに向かっている時間も多くなって「しっかりしなきゃあ」と思っています。それと、会員さんの農家をどんどん訪ねたいですね。先日も伊豆のシイタケ農家に行ったんですが、シイタケ作りの苦労話を聞くだけで「目からウロコ」です。大きい農家も「オレの後継ぎ、どうしよう」と悩んでいます。
県連の役員会で「秋の運動で組織を1・5倍にしよう」と決めました。がんばります!
(本人談)
(新聞「農民」2009.10.26付)
|