農のこころ丸山美沙夫
稲刈りを終えしとかくも声野太 諸角せつ子 俳誌『道標』から。稲を刈り収めるまでは天候との勝負である。天気が悪いと刈りとり作業も一週間、十日の後れとなる。この句は、農びとに訊ねた情感が見事に詠まれていて感動が伝わってくる。「かくも声野太」には、収穫の喜びと安堵した心情が把握されている。しかも、逞しい声が跳ね返ってくるようだ。
(新聞「農民」2009.10.19付)
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[2009年10月]
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