食べることから“働き方”を考えたい神戸 第54回はたらく女性の中央集会
第54回はたらく女性の中央集会は10月3、4の両日、神戸市内で開催され、兵庫農民連女性部も現地実行委員会にはじめて参加しました。 3日に開かれた、兵庫食健連事務局長の柳澤尚さんを助言者にむかえた「港から見る食と農」の分科会には、75人が参加。 柳澤さんは「中食・外食の食材はほとんどが輸入もの。日本の農業を守るためのヒントは、日々の生活の中にあります。みなさんが、毎日一品でも手作りのおかずを食卓に並べることから、自給率をあげていきましょう」と助言しました。 学校給食に野菜を届けている兵庫農民連女性部の橋本早苗さんは、「規格の制限があって、思うように納品できない苦労はあるが、子どもたちにおいしい野菜を食べてもらいたい」と発言。また、働く女性ならではの悩みとして「労働時間が長く、どうしても総菜に頼ってばかりで、手作りする時間がない仲間が多い。いま、労働組合の中で女性部を立ち上げる準備をしていますが、最初の集まりは、『食べること』から自分たちの働き方を考えていきたい」との発言には拍手がおきました。 4日の全体会の物産展では、季節の果物を中心に、女性部が用意した手づくりの梅干し、こもち、おかきなどを販売。180食の栗おこわなどの手作り弁当は、すべて売り切れました。
また、7月に豪雨被害にあった佐用町を支援する米も販売され、カンパもたくさん寄せられました。 (兵庫農民連女性部 宮本美子)
(新聞「農民」2009.10.19付)
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[2009年10月]
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