「農民」記事データベース20091005-895-05

農のこころ

丸山美沙夫


 間引き菜と落暉あふるる小笊かな

             飯島 壽子

 俳誌『白炎』から。「間引き菜」は、白菜や大根など散播する作物の生育を助けるために、良好なものを残して間の若菜を摘み取る作業。摘んだ物は、お浸し・胡麻和え・汁の実など初秋の頃のおいしい食材となる。新鮮な旬の風味として市場にも出荷される。こまやかな手作業だが摘まれている笊の夕日の景が美しい。

(新聞「農民」2009.10.5付)
ライン

2009年10月

農民運動全国連合会(略称:農民連)
〒173-0025
東京都板橋区熊野町47-11
社医研センター2階
TEL (03)5966-2224

本サイト掲載の記事、写真等の無断転載を禁じます。
Copyright(c)1998-2009, 農民運動全国連合会