「農民」記事データベース20090831-891-10

旬の味


 日本の農畜産物が重大な危機の中での選挙だ。いままで選挙の話などできなかった人でさえ、喜んで「変化をもたらすための選挙だ」と話す▼民主党で大きな変化が期待できるのか。アメリカとのFTAは許せないし、わからないところがたくさんある。しかし自公政治は終らせたい。なんだか頭がゴチャゴチャになって整理がつかないと言う。「共産党にしてみたら」と語りかけたら、なんだか抜け道が見つかったような顔をしてくれた▼地域の農業委員会の会議で、特製の「農民連弁当」を使ってもらった。農民連を紹介する文章を付けて。食べたあと「850円の弁当は高いですか?」「150円のお茶缶は高いですか?」と語りかけると、首を横に振ってくれる人が何人かいた▼農民が作る食べ物は、安くなければ受け入れられないのか。農業と農民をそんなにしてしまった政治は許せない。農民連のビラを一人ひとりに手渡すと、輝きを増した顔で受け取ってくれた。投票日まであとわずか、この「旬」を楽しもう。

(倫)

(新聞「農民」2009.8.31付)
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2009年8月

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