「農民」記事データベース20090831-891-09

サツマイモ畑の草刈り

埼玉 春日部楽農倶楽部

関連/富山・食健連 とうもろこしフェスティバル


暑いなか ひと苦労

 「こんなに草がのびているなんて」―埼玉・春日部楽農倶楽部は8月2日、サツマイモ畑の草刈りを3人で行いました。

 サツマイモの蔓(つる)は長いもので2メートルほどにのびていますが、それに対抗するように草ものびています。草刈りをさぼっているうちに、サツマイモは草におおわれてしまいました。サツマイモの茎をよりわけながら、草をとる手間はひと苦労。

 農作業ベテランの阿部正巳さんは、どんどん草を刈っていきますが、米田千賀子さんは「疲れた」とため息をつきます。

 「野菜作りは草とのたたかい」という話をよく聞きますが、草取りに手抜きをしてはいけないことを実感した1日でした。

(埼玉・春日部楽農倶楽部 西村正昭)


富山・食健連
とうもろこしフェスティバル

もぎたて 甘くておいし〜い

 第16回「とうもろこしフェスティバル」(国民の食糧と健康を守る運動富山県連絡会)が8月2日、砺波市で開かれ、親子づれなど約40人が参加しました。

 生産者の境欣吾さんは「6月が暑かったため、生育が1週間早まった。農産物は天候に左右される難しさもある」と語り、事務局の水越久男さんは「おいしく楽しみながら、日本の食料自給率についても考えてみよう」と問題提起しました。

 畑に入ってみんなでトウモロコシを収穫。「もぎたては生でも食べられるよ」と聞いて、「大丈夫?」と不安顔でかじったら、「本当だ!すごく甘くておいしい」と感激する親子も。学校の生徒会で野菜をつくっているという子は「鳥や虫の被害を避けるために手間がかかっていることがわかった。家畜のエサに輸入トウモロコシがたくさん使われているので、トウモロコシの自給率はほとんどないという話に驚いた」などと話していました。

 となみ散居村ミュージアムのアズマダチ家屋の前で、収穫したトウモロコシをゆでて食べたほかに、しぼりたての桃ジュース、スイカ割り、野菜の即売などでおおいに楽しみました。

(富山県農民連 多田計裕)

(新聞「農民」2009.8.31付)
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2009年8月

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