「農民」記事データベース20090824-890-04

農のこころ

丸山美紗夫


 夕づくや風こまやかに稲の花

           藤木 倶子

 俳誌『たかんな』から。「稲の花」は、出穂してまもなく小さな白い花を咲かせる。この花期の稲田は豊作を占う時季ともなる。台風シーズンでもあり、収穫の良否が分かれるため期待とともに、激しい風雨に直撃されると受粉に大きく影響する不安がある。この句は「風こまやかに」の平穏さ。ほっとさせられる感動が。

(新聞「農民」2009.8.24付)
ライン

2009年8月

農民運動全国連合会(略称:農民連)
〒173-0025
東京都板橋区熊野町47-11
社医研センター2階
TEL (03)5966-2224

本サイト掲載の記事、写真等の無断転載を禁じます。
Copyright(c)1998-2009, 農民運動全国連合会