米価暴落すぐ備蓄米買い上げよ
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霞が関に農民と労働者の声がとどろいた |
東京国家公務員・独立行政法人労働組合共闘会議の植松隆行事務局長は「米農家179円は労働者の最低賃金の4分の1。労働者も農家もこれでは生活できない。生活防衛のために総選挙をたたかおう」と訴えました。
参加者は、農水省包囲パレードを行い、米俵みこしを先頭に、“怒”のむしろ旗を掲げ、「小〇」(困る)の鉢巻き姿で歩くなど、思い思いのパフォーマンスで、農水省に怒りをぶつけました。
怒りをこめて“買いたたきノー!” |
さらに「86万トンが国民に不安を与えていると思わない」と開き直る農水省にたいし、農民連は「売ったらその分だけ買うのが本来の姿。まず100万トンを買い入れ、その後の作況をみて対応すべきだ」とただしました。農水省は「08年産の買い入れについては、時期を逸した」と述べ、自らの失政を認めました。
米農家から「イモチ病が発生して大変な状況。生活できる米価にしてほしい」との切実な意見が出され、さらに農民連が「買入時期は今が一番タイムリーだ。秋では遅い」と指摘。村井課長が「みなさんの要望を肝に銘じ、下落のための対策をとりたい」と答えざるをえないほど、農水省は追い詰められました。
150人の交渉団が農水省を追いつめた |
最後に行われた総括集会で、農民連の笹渡義夫事務局長は「買い入れさせるもう一歩のところまで押し込んでいる。米価問題で、候補者を訪問し、買い入れを公約に掲げさせよう。総選挙で力関係を変え、われわれの要求が通る国会に変えよう」と呼びかけました。
[2009年8月]
農民運動全国連合会(略称:農民連)
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