このままでは新米も暴落集会や自治体・農協懇談の声反映
東北農団連が農政局に要請東北6県の農民連でつくる東北農業農民団体連絡協議会(東北農団連、小泉重年会長)は7月24日、東北農政局の宮崎正義局長あてに、(1)09年産の米価暴落を防ぐ緊急対策、(2)「米改革」の抜本的な転換、(3)ミニマムアクセス米の輸入見直し、(4)りんごなどの果汁の輸入に歯止めをかけること―を要請しました。東北各県から44人が参加、日本共産党の紙智子参院議員が同席しました。大手量販店では、あきたこまちを5キロ1770円で特売するなど、安売り競争に歯止めがかかりません。農民連側から、「このままでは新米も暴落する。農協の組合長も『心配で夜も眠れない』と言っている」「生産資材が高騰している中で、生産コストもまかなえない米価では米作りが続けられない。暴落を防ぐため、せめて自ら決めた備蓄ルールどおり100万トンまで買い入れるべきだ」など、各地で取り組まれている“怒りの農民集会”や自治体、農協への訪問・懇談で出されている切実な声を紹介しながら、強く要請しました。
地域JAや米集荷業者に要請福島・安達農民連安達農民連は7月27日、JAなど米集荷業者をまわり要請しました。懇談の中では「本当にこまった。売れば売るほど赤字だ」「そもそも食管制度を廃止したことが間違いだった」「政府の政策が悪い」など、不安や怒りの声であふれました。安達農民連では8月7日に大玉村で「米価急落! 緊急農民総決起集会」を行います。渡辺忠夫会長らは、集会への参加も呼びかけながら、がんばる決意を伝えました。
(新聞「農民」2009.8.10付)
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[2009年8月]
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