「農民」記事データベース20090727-886-15

旬の味


 僕の弁当は自給率100%だ。米はもちろん福島から送られてくるコシヒカリ。真ん中にある梅干しは和歌山・みなべがわ産。魚は長崎・上五島の近海もの。野菜は近くの直売所で買ったもので、袋には「丹精込めて作った野菜です。これからもよろしく」と農家のコメントが付いている。あれ(まずい)!マヨネーズをかけちゃったけど、この原料にはきっとアメリカのトウモロコシが入っているな▼農民連が「要求と提言」を発表した。「そうか。うん、うん、そのとおりだ」と相づちを打ちながら読んだ。その太い柱は自給率の向上だ。これに異論をはさむ人はまずいまい。ではどうやって自給率をあげるのか。これが問題なのだが、農民連の提言は非常にわかりやすくてまっすぐに農民の、いや国民の胸に落ちる▼農水省の役人もこれを読んで農政を進めてほしいものだが、要請しても“木で鼻をくくった”態度のようだ。それなら、世論で包囲するしかないではないか。「要求と提言」を持って「人民のなかへ」

(あ)

(新聞「農民」2009.7.27付)
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2009年7月

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