滋賀・栗東市地場産の野菜をもっと学校給食に地産地消 学校側・生産者の思い一致
滋賀県栗東市では、朝市グループが農民連と協力して、地場産の野菜を市内の学校給食に供給しています。「地場産の野菜をもっと使ってほしい」「使いたい」という生産者と学校側との思いが一致して進んでいる地産地消の取り組み。これが学校での食育を支援するボランティアグループに発展して帰農者を中心に20人を超える生産者になり、さらに仲間が増えています。
朝市グループ新たな販路探しがきっかけ
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“給食だ〜いすき”(栗東市立金勝小学校) |
もう一つは05年から4年生が食べている「菜めしとおでん鍋給食」。大根とサトイモが栗東産。栗東はおでんと縁が深く、おでんの名の由来になる豆腐田楽が菜めしとセットで、東海道上の栗東の休憩所で出されて、旅人の名物になりました。食育基本法のなかで「伝統ある食文化の継承」がうたわれており、これらの鍋を食べてもらうことで、栗東の文化や歴史を学ぶ機会になっています。「ほのぼの鍋」「おでん鍋」のときは、生産者を学校に招いて、農業の喜びや苦労などを語ってもらい、給食を児童と一緒に食べます。
共同調理場の千代さんは「子どもの食育を支援する場としての給食センターの役割をさらに高めていきたい」と展望します。
「ファームの会」の発起人の一人で、給食への地場産採用に奔走してきた杉田副会長は「地域の人もまきこんで食育を担い、田植えや稲刈り、収穫などの体験を通して、子どもたちに農業を教える会に成長させたい」と意気込みます。
学校給食を支える生産者。(右から)杉田、三浦、山本、山元、國松の各氏 |
栗東農民組合の三浦平次組合長は「農業を理解してもらうことは、子どもたちの食習慣を変える上で大事なこと。給食に携わる生産者を増やすことで、食育の取り組みに貢献したい」と話しています。
“産地まるごと届けたい” 米屋さんと生産者をつなぐ交流会 |
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大阪会場 8月9日(日)午後2時〜(交流会)、5時半〜(懇親会) |
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会 場 |
大阪市・港近隣センター(地下鉄中央線「朝潮橋」徒歩2分) |
参 加 費 | 無料、ただし懇親会は3000円 |
申し込み | 農民連近畿米ネット TEL 06(6965)2900 FAX 06(6965)2901 |
東京会場 8月23日(日)午後2時〜(交流会)、4時半〜(懇親会) |
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会 場 | 東京・文京区民センター3階会議室(地下鉄三田線または大江戸線「春日駅」徒歩0分、地下鉄丸の内線「後楽園駅」徒歩5分) |
参 加 費 | 無料、ただし懇親会は3000円 |
申し込み | 農民連ふるさとネット TEL 03(3590)1337 FAX 03(3590)9524 |
[2009年7月]
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