「農民」記事データベース20090720-885-11

旬の味


 省エネ家電を購入するとエコポイントがもらえ、たまったポイントに応じて、いろいろな商品と交換できるという。わが家のエアコンも15年以上前のものだから、電力消費量も多くて不経済だし、新しいものを買おうかと検討中だ▼国産の農産物にもエコポイントがつけば、環境への意識が高まるのではないか。日本のCO2排出量は世界で5番目。率先して減らしていかなければならない。排出量の多くを占める産業や、家庭での排出量の削減ばかり耳にするが、フードマイレージ(輸入量×輸送距離)にも目を向けてほしい▼日本のフードマイレージは世界一高い。自給率が40%、残りの60%を外国に依存し、遠方から化石燃料を燃やして輸入するのだから、食べるたびに環境に負荷を与えているわけだ。自国で供給できるものをあえて輸入することはない。われわれ農民も一生懸命に作物を育ててCO2を減らすので、消費者も国産を食べることで、いっしょに温暖化防止に貢献しよう。食と地球を守るために。

(竹)

(新聞「農民」2009.7.20付)
ライン

2009年7月

農民運動全国連合会(略称:農民連)
〒173-0025
東京都板橋区熊野町47-11
社医研センター2階
TEL (03)5966-2224

本サイト掲載の記事、写真等の無断転載を禁じます。
Copyright(c)1998-2009, 農民運動全国連合会