「農民」記事データベース20090720-885-05

農のこころ

丸山美紗夫


 菜殻焚くうしろ日暮の千曲川

           高橋 宏和

 俳誌『春野』から。菜種づくりは近年少なくなった。種子用として栽培されたり、菜種油の原料に採取されている。菜種は実が莢状に黄ばみ熟した頃に刈り取って、そのまま畑で天日干しなど、揉んだり、足で踏んで収穫される。梅雨期の晴間の作業であり、菜殻を焚く煙が野にいっせいにあがる。残したい風物詩。

(新聞「農民」2009.7.20付)
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2009年7月

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