農のこころ丸山美紗夫
茄子の花実になる色をうたがわず 坂井 雅子 俳誌『琥珀(こはく)』から。薄紫色に五裂(まれに七裂)した花を葉陰に咲かせる。「親の意見と茄子の花は千に一つの無駄が無い」といわれるように、無駄花がきわめて少なく、多くが実をつける。この句はそれをしっかり捉えて詠んでいる。連作を嫌う作物だが、必ず実を結ぶ性質、特色でもあろう。作物に寄せる信頼も。
(新聞「農民」2009.7.6付)
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[2009年7月]
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