「農民」記事データベース20090622-881-11

旬の味


 甘藷(かんしょ)の作付けがほぼ終わりに近づいたころ、関東や関西の中学生が修学旅行をかねて、私のところにも農業体験に来る予定だった。しかし、残念ながら新型インフルエンザの影響で中止になってしまった▼そのため、芋植えから収穫までの交流を新日本婦人の会に呼びかけたところ、子どもを含め9人が来てくれた。参加できず、残念がっていた人もいたそうだ。子どもたちは顔や手を泥だらけにして、いろんな虫を捕まえてはしゃいでいた▼わが家には、自転車などを改良した手づくりの芋植え機がある。足が痛い私のためにつれあいが作ってくれたのだが、この機械に乗って植える作業が珍しいためか大人気で、子どもたちも機械に乗って遊んでいた▼「いぜんテレビで芋植え作業の様子を見て、一度やってみたかった」「感激です。今度はもっと多くの人を誘いましょう」「収穫の時が楽しみ」―今度の体験を思い出し、食事などしながら、食と農について家庭で話し合いができたらいいなあ、と思う。

(文)

(新聞「農民」2009.6.22付)
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2009年6月

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