「農民」記事データベース20090615-880-07

気軽に撮って上手になろう

楽しい写真教室

写真家 亀井 正樹


(6)カメラの知識

 3つのタイプ

 一般的なカメラは大別して3つに分けられます。

 小型軽量で旅行などへ持参するのに便利なコンパクトタイプは、全自動撮影を前提に作られています。その分、交換レンズや外付けのストロボが装着できないなど、撮影領域は限られています。

 一眼レフタイプは大きくて重いものの、撮影目的に応じた様々な設定や交換レンズなどのオプションが用意され、あらゆる撮影に適応できるよう作られています。

 一眼レフタイプとコンパクトタイプの中間にあたる中堅型カメラは、交換レンズはできないものの、一眼レフタイプに近い機能を持ちながら小型化されています。

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一眼レフタイプ
交換レンズなど様々なオプションがある
中堅型デジタルカメラ
機能は一眼レフに近い
小型軽量のコンパクトカメラ

 どれを選ぶか

 どのカメラにも一長一短があります。目的に合ったものを使ってください。

 新しいカメラを購入する場合は、どのタイプであれ、なるべく多機能のものを選ぶのがよいでしょう。コンパクトタイプなら通称「シーンモード」と呼ばれ、撮りにくい条件でも上手に撮れるような機能です。また「シャッター速度」や「絞り」も任意に設定できると便利です。すべての機能を使いこなせなくても、いざというときに役にたつこともあります。

 取材に用いる場合は一眼レフタイプが最適です。レンズやストロボをそろえれば、集会や会議の様子、発言者のアップ、夜間の撮影も行えます。

 もし以前に一眼レフタイプのフィルムカメラをお持ちでしたら、同じメーカーのデジタル一眼レフカメラを推薦します。レンズや付属品の互換性があり、共用できます(一部できない機種もあるので要確認)。

 なお、取材現場でカメラ付き携帯電話を用いて撮影している記者を見かけますが、あれは撮影を目的としたカメラではなく電話機です。不測の事態を除き、取材活動で用いるのは論外です。

(つづく)

(新聞「農民」2009.6.15付)
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2009年6月

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