農のこころ丸山美沙夫
落着きし植田の朝が香りくる 熊木 悌一 俳誌『越船(こしぶね)』から。田起し、代掻き、田植えと忙しい作業を終えてすっかり植田となった。田作業も一段落し、ほっとするひと時。昨日植えた稲も翌朝になると、しっかりと姿勢を正している。この作の「落着きし」に、よく詠み込まれている。植えられた稲の一株ごとに朝風に揺れている。たしかな快い植田の香りが。
(新聞「農民」2009.6.8付)
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[2009年6月]
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