「農民」記事データベース20090608-879-02

国民の声強め必ず廃案に

国会前行動 農民連各県連かけつける

関連/“異議あり、農地法改悪”


 安保破棄中央実行委員会など3団体は5月27日、国会前行動を行い、「海賊新法、ばらまき予算、増税を許すな」と350人が参加しました。農民連は本部のほか、東京、千葉、神奈川、茨城、岩手の各都県連もかけつけました。

 決意表明した茨城県連の村田深書記長は「企業の進出予定地だった場所が産廃処理場になってしまい、不法投棄が野放し状態になっている。企業の農地進出を許さないためにも農地法改悪案は廃案に」と呼びかけました。

 その後、食健連(国民の食糧と健康を守る運動全国連絡会)は、農地法の審議を控えた参院の議員会館前に場所を移し、宣伝行動を実施。農民連のほか、新日本婦人の会、全労連、自治労連、全気象、明治乳業争議団の代表らが参加しました。

 日本共産党の紙智子参院議員が「農地法廃案のために、みなさんの声を集め、生産者、消費者と力を合わせてがんばる」と決意表明しました。

 岩手県連の岡田現三事務局長は「農地法改悪に、農業委員からも、不安、怒りの声が大きく広がっている」と訴えました。

 行動後、参加者は参院の農水委員を回り、農地法改悪に反対し、廃案にするよう求めました。


“異議あり、農地法改悪”

がんばろう農業委員の皆さん
全国農業委員会会長大会会場前 農民連、食健連が宣伝

 農業委員会の全国会長大会が5月28日、東京・日比谷公会堂で約1200人が参加して開かれました。農民連と食健連は、会場前で「異議あり、農地法改悪」のチラシを配布し、「がんばれ農業委員、力あわせて農業と農地を守りましょう」の横断幕を掲げて参加者を激励しました。

 大型バスなどで全国から続々と集まる農業委員会の会長や関係者は、いま国会で審議中の法案だけあって関心が高く、列を作ってチラシを受け取っていました。なかには「農民連か、がんばってくれ」と激励する人や、わざわざチラシをもらいにきて「これが大問題なんですよ。がんばってください」と声をかけていく人もいました。

(新聞「農民」2009.6.8付)
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2009年6月

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