旬の味
関西への修学旅行が延期になり、マスクが店頭から消えたり、新型インフルエンザが世間を騒がせている▼弱毒性でも感染力が高いため、メキシコで発生してからアッという間に世界中に広がり、日本でも大流行の兆しで、世界がいっそう狭く感じられる。うがい・手洗い・マスクによる予防はもちろんだが、基礎体力や免疫力の弱い人が感染しやすいという▼免疫力は、老化やストレス、過食や偏食による栄養バランスの崩れにより低下すると言われる。ファーストフードでの食の欧米化や、加工食品による食品添加物の過剰摂取による生活習慣病、糖尿病が若年層で広がっていることと、新型インフルエンザの広がりとの因果関係は否定できないのではないか▼多い人で年間24キロもの添加物を摂取する今の食生活。これに危機感を募らせて「食育」が導入され、国産食材で油脂類を控えたごはん中心の日本型食生活が見直されている。過剰な騒動に巻き込まれる前に、病気にかからない健全な生活を心がけたらどうだろう。 (山)
(新聞「農民」2009.6.1付)
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[2009年6月]
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