田植え交流
幼稚園児と家族300人ワイワイと
匝瑳市 そうさの米研究会と米屋さん共催
5月18日、千葉県匝瑳市の「そうさの米研究会」(佐瀬安洋会長、68人)は、消費者を招いて田植えを行いました。同研究会は千葉県の奨励品種「ふさこがね」を減農薬・減化学肥料で栽培。2ミリのふるいで選別し、「匝瑳の舞」のブランドで出荷しています。
今回の田植えは、この米を販売している千葉県内の米屋((有)まきの、(有)高橋商店)との共催で実施したもので、バス5台でやってきた幼稚園児とその家族など、約300人が参加。研究会会員の案内でいっせいに田んぼに入り、不安な足もとに気を取られながらも、しっかりと植えていきました。
当日の進行役を務めた伊藤秀雄さん(農民連会員)は、「『匝瑳の舞』は取り組みをはじめて3年目で、栽培農家も出荷量もまだ多くありませんが、消費者との結びつきを強めて、地域の主力ブランドに育てたい」と期待を込めて話しました。
青年ら植え方教わり恐る恐る
千葉市 農民連会員、合唱団員ら集合
五月晴れの5月10日、千葉市緑区土気町で「大地に平和の種をまこう」という企画で、青年たちが田植えを行いました。この企画を新聞や青年部ブログで知った青年や、農民連青年部員、合唱団「わかちばーず」の仲間、そして海外の青年など、子どもを含め40人も集まりました。
青年部の熊手正幸さん宅で作業着に着替え、田んぼへ移動。熊手さんが「今から植えてもらうのは、マンゲツモチというモチ米の苗です」と稲の植え方を指導したあと、「いよいよ田植え!」。
苗を持ち、恐る恐る田んぼの中へ足を踏み入れ、紐(ひも)を張って目印のところに植えました。また、田んぼの代かきもして、みんなで田んぼの中を歩き回ったり、歩行用トラクターの運転を体験しました。その間、子どもたちは田んぼの生き物調査。大騒ぎしながら、カエルやザリガニなどを捕まえて遊んでいました。
昼食は、青年部の石橋正さんのお手製みそ汁やサラダなどが振る舞われ、田んぼのそばでワイワイと楽しく食事。地元の青年が迫力ある太鼓を演奏してくれ、歓声が上がっていました。
参加者から「今日は楽しかった。また農業体験したい」「今度は秋の収穫祭に参加したい」などの声が聞かれました。また、イギリス人のアレックスさんは「非常にすばらしい経験だった。農民のハードワーク(重労働)に感謝するようになったよ」と、メールを送ってくれました。
(千葉県農民連 小林千佳子)
(新聞「農民」2009.6.1付)
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