「農の会」がピートン研究会東京 農家や家庭菜園の市民ら
害虫防除法・枝仕立て法など交流農民連に団体加盟する「農の会」のピートン研究会が4月29日に開かれ、東京都清瀬市の小寺理一さんの畑で、農家や家庭菜園を楽しむ消費者など20人が栽培技術を交流しました。ピートンとは、農の会会長で東京農工大学名誉教授の柳下登さんが、ピーマンとトウガラシを接ぎ木して育種した新品種。若い青い実から成熟した赤い実まで食べることができ、赤い実は糖度9%に達する甘さがあります。肉厚で青臭さもないとあって、産直ボックスでも好評です。 研究会では枝の仕立て方や肥料設計、害虫の防除方法など、これまで栽培した経験を具体的に交流しました。 長野県で農業技術の研究所に勤務する石綿薫さんは、害虫の種類ごとに農薬を使わず天敵を活用した防除方法を紹介。「アブラムシは窒素が多すぎると発生する。マルチでしっかり地温を上げてから苗を移植すると、苗がカリとリンを吸いやすくなって栄養バランスが良くなり、アブラムシの防除にも良い」、「タバコガ幼虫の防除には、アマガエルが力を発揮する。ピートンの畑を囲むように(4方が無理なら2〜3方だけでもいいので)ソルゴーなどを育てると、カエルの昼の休み場所になり、他にもさまざまな天敵を呼んでくれて、害虫が畑に入りにくくなる」などの技術を紹介しました。 参加者はこの後、畑に出て、苗の整枝や植え付けを行いました。
今年も楽しかった 菜の花まつり茨城生演奏・なたね油の料理
茨城農民連・県西農民センターの北嶋誠さんの菜の花畑で4月29日、恒例の「菜の花まつり」が開催されました。今年で11回目です。
|
[2009年5月]
農民運動全国連合会(略称:農民連)
本サイト掲載の記事、写真等の無断転載を禁じます。
〒173-0025
東京都板橋区熊野町47-11
社医研センター2階
TEL (03)5966-2224
Copyright(c)1998-2009, 農民運動全国連合会