農のこころ丸山美沙夫
雪嶺を遠く追ひやり種下す 木下 倭子 俳誌『白炎』から。「種下す」は籾の種を蒔くことである。まだ高い山々は嶺に雪が輝き、肌寒い時期である。昔は水田の平蒔きにした。水の冷たいのは大変であった。現在のように田植機が使用されるようになって、ハウスや庭先で枠の中に種蒔きする様変りも見られる。変わらないのは季節に向き合う農の構えに。
(新聞「農民」2009.5.4付)
|
[2009年5月]
農民運動全国連合会(略称:農民連)
本サイト掲載の記事、写真等の無断転載を禁じます。
〒173-0025
東京都板橋区熊野町47-11
社医研センター2階
TEL (03)5966-2224
Copyright(c)1998-2009, 農民運動全国連合会