3・13全国統一行動消費税増税反対・仕事よこせ・企業献金やめよ
「消費税増税反対!」「仕事をよこせ!」「企業献金は禁止しろ!」―3月13日、今年で40回目の節目となった「3・13重税反対全国統一行動」が全国580カ所余で行われ、約17万人が参加。農民連も、各地で決起集会やデモ行進を行いながら税務署に向かい、元気に集団申告を行いました。ゼネコンの西松建設が、現職閣僚や民主党の党首、自民党の大物国会議員などに、違法に献金していた事件が取りざたされているなか、「企業からの献金は、税金が還流して国会議員にわたったもの。一方で、日本共産党以外の国会議員は、血税から政党助成金をもらっている。こんな無駄遣いはない。経営や暮らしが大変なときに、本当に腹だたしい」と、怒りの声があがっていました。
農業守れ!絵手紙風プラカードかかげて茨 城茨城県水戸市の旧県庁前広場では、農民連をはじめ民商、年金者組合など200人余が参加して、朝9時から決起集会を開きました。その後、繁華街を通 って水戸税務署までデモ行進し集団申告を行いました。「農業を守れ」「税金のムダづかいやめろ」など絵手紙風のプラカードも掲げながら、「消費税増税反対」などシュプレヒコールをあげてデモ行進していると、沿道から「がんばってくださ〜い」という声もかかりました。申告が終わると、参加者はほっとした様子で笑顔を見せていました。
(茨城農民連 村田深)
暮らしはきびしい 怒りもち集団申告新 潟新潟県阿賀野市では、約50人が参加。農民連の町田擴県連会長が「派遣切りをはじめ、国民の暮らしは厳しい寒風にさらされている。汚染された米まで輸入されるなか、米価は異常な低さ。総選挙で審判を」と訴えました。集会では、国民本位 の経済対策や社会保障の充実などを求めるアピールを採択し、「団結ガンバロー」の声で意気を高めたあと、市の税務課へデモ行進し、集団申告を行いました。
参加した副実行委員長の熊倉勝さんは「国は税金、労働、医療、農業など何をとってもメチャクチャなことをやっている。税金のつかい方をただすべきだ」と怒りをあらわにしていました。 (新潟県農民連 鈴木亮)
米作り時給は179円 雨のなか350人参加兵 庫兵庫県では24カ所で取り組まれ、このうち明石神戸西地区集会には、明石民商や東播建設労働組合などとともに、神戸明石農民組合も参加しました。あいにくの雨でしたが、350人ほどが参加。集会では、各団体から怒りの一言発言が行なわれ、農民連から上野信行事務局長が「米農家の時給はわずか179円。それに農村でもリストラ、派遣切りが行われ、兼業農家が大変。自給率向上と食の安全を守るためにともにがんばりましょう」とあいさつしました。 集会後、明石税務署まで元気よくデモ行進して集団申告をすませました。参加した山田尚美さんは「雨の中、たくさん集まった。毎年申告しているが、市街化区域内の農業で税金が大変。少しでも節税しなければ」と語っていました。 (兵庫農民連 上野信行)
国民本位の税務行政の実現
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[2009年3月]
農民運動全国連合会(略称:農民連)
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