農協支所の廃止跡を
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“夏まつり”のようす(08年8月)
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今では、「地域の日用雑貨・衣料品・食料品のお店」として、旬の野菜やおもち(よもぎもちやとちもちなど)、ちまき、米粉などを販売しています。また「食品加工にも取り組んでいきたい」と、米粉ピザのための窯も作りました。豊かな自然を大切に、方波川源流域の保全や手入れにも取り組み、観光事業としてガイドウオークも行っています。岩浅さんと前田さんは「おーらい黒田屋」を中心としたイベントや地域交流の場所の提供を通 じて、「『往来(おーらい)』しやすくやすらぎと憩いの場を守って発展させていきたい」と話していました。
さきがけセンターも、農協支所の廃止にあたって、「なにか村おこしに活用する方法を」と考え、候補となったのが六ヶ営農組合で作っている納豆でした。また、農協の跡地を自治会で買い受けることで、農協統合にともなって宙に浮いていたみそ加工所を買い取ることになりました。そして、地元産の米や大豆を利用して、もちやみそ、特産品の納豆もちを村おこしの産品として売り出していくことになりました。
営農組合と農協の加工を引き継ぐことで「作業する人も技術も味も引き継げた」のがよかったそうです。商工会にも協力してもらって、名古屋や東京へも販路を伸ばしています。店舗はありませんが、事務所の前に地元の野菜を並べるテントを常設して無人販売もやっています。年2回のイベントや出張イベントにもたくさんの人が参加。ほかに農作業の受委託も行っています。「赤字を出さないように、事業として成り立たせていくことが重要」と言う高林さん。隣接する診療所とともに、地域を支える拠点としての発展が望まれていると感じました。
さきがけセンターの“感謝祭”(08年12月)
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「おーらい黒田屋」と「山国さきがけセンター」には、京北農民組合の仲間も参加しており、精米や保管、野菜の出品などを担っています。
[2009年3月]
農民運動全国連合会(略称:農民連)
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