春の大運動農業委員など次つぎ読者に1月の農民連全国大会が提起した会員と読者拡大の「春の大運動」。各地で積極的な取り組みが進んでいます。
茨城 見本紙送り電話で訴え茨城県連では、各単組の役員が競いあうように会員や新聞読者を拡大し、昨年11月以降、5戸55部を増やしています(2月24日現在、純増)。県南農民組合では昨年暮れ、常任理事の市川忠夫さん(つくばみらい市農業委員)が、事前に見本紙を送った農業委員全員(21人)に電話で購読を訴え5人を読者にするなど、計8部を拡大しました。この経験に学んで阿見町でも、農業委員の組合員が2部拡大しています。また、市川さんに励まされて組合役員が成果を上げているほか、ある組合員は自主目標10部に挑戦。幅広いつながりを生かして毎日対話し、継続的に読者を増やしています。 常陸野農民センターの桜井信雄会長(かすみがうら市農業委員)は、農民連全国大会で市川さんの発言を聞き、「これは負けていられない」と奮起。さっそく24人の農業委員と事務局に見本紙を送り、このうち13人が読者になりました。副会長の飯田忠夫さんも知り合いに声をかけて4部を拡大。産直事務局も、取引先に訴えるなどして読者を増やしています。 県西農民センターは役員会で組織拡大について討議し、これを受けた筑西市の役員は、さっそく近隣の中核農家を税金の勉強会に誘いました。これまでは所得税の申告をしたりしなかったりだったというこの農家は、「きちんと勉強して正確な申告をしたい」と、会員になりました。 鹿行農民組合、県北農民センターも全国大会直後に新しい会員を迎えています。
京都勧めた農業委員みな読者に京都農民連は、昨年11月以降、25人の会員と40人の新聞読者を増やしました。会員拡大は、産直に米や野菜を出荷してくれたものの未加入だった農家に訴え、多くの仲間を迎え入れています。新聞の方は目標達成まであと一息です。京丹波では農業委員を訪問し、「農業問題の共通の理解をつくろう」と購読を訴えています。これまでに勧めた3人はみな購読を約束してくれました。
兵庫税金申告やり毎日会員拡大兵庫県では、2月だけで16人の会員が増えています。このうち7人が加入した篠山町では、一昨年から税金申告に継続的に取り組み、ていねいな案内、来られなかった人への訪問などをして、毎年会員を増やしています。また、佐用町では、税務署が「農業所得20万円未満の人は申告しなくてよい」と文書まで配布していますが、きちんと申告すれば、勤め先の税金が還付されたり、国保税が安くなる場合が多いことなどをひろめ、農家の支持を集めています。農民連ふるさとネットワークを通じて準産直米を出荷した丹波地方のある営農組合は、会長を務める農民連役員の呼びかけに応え、「さらに共同を強め、おおいに米を作ろう」と、農民連に団体加盟しました。
(新聞「農民」2009.3.9付)
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[2009年3月]
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