農のこころ丸山美沙夫
剪定を終へ風通し日を通し 大宇 稚石 俳誌『馬の塔』から。果樹などの生育や結実を良くするために、芽が出る前に剪定を行う。林檎、梨、ぶどうなどそれぞれ剪定の仕方の違いはあるが、共通しているのは、陽をよく通して、おいしい果実をみのらせること。この作は「風通し日を通し」の中に見事に詠み込んでいる。果樹栽培に励んできた技量をそこに見る。
(新聞「農民」2009.3.2付)
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[2009年3月]
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