世論を変える原動力になっている「農民」読者が親ぼくと交流長野・佐久 農民センターが「つどい」
長野県連・佐久農民センター(臼井宙治郎会長)は2月7日、佐久市で新聞「農民」読者の親ぼくと交流、そして学習を目的に、「第1回佐久地方読者のつどい」を開き、50人余りの読者が参加しました。 はじめに、農民連の笹渡義夫事務局長が「農民連運動の歩みと新聞『農民』」と題して講演。笹渡さんは、新聞「農民」が中国産の冷凍ホウレン草から違反農薬が検出されたことを報じて輸入をストップさせたり、汚染輸入米事件では、ガット・ウルグアイラウンド交渉を担当した元農水省官僚にインタビューして、ミニマムアクセス米の義務輸入の問題を暴露するなど、いくつかのスクープで世論を変える原動力になってきたと話しました。
そのあと、3人から実践報告がありました。小諸市で旅館「中棚荘」を経営している富岡正樹さんは、地産地消めざして取り組んでいるブドウ酒づくりを紹介し、循環型生活、農・林・工の連携を提案しました。 また、小諸市の畜産農家、三井幸男さんは、荒廃地に肉用繁殖牛を放牧し、使われていなかった農地が野菜産地としてよみがえっていることを報告。佐久楽農倶楽部の荻原徳雄さんは、4ヘクタールの荒廃地にナタネを栽培し本物のナタネ油を地域に広めていることや、学校給食へパン用小麦や野菜を供給し、子どもたちが農業体験していることなどを話しました。 アトラクションでは、民謡やフルート演奏も飛び出し、拍手喝さい。久しぶりに顔を合わせた読者が、懐かしく交歓していました。この「つどい」で、会員2人と読者が3人増えました。 (長野県連・佐久農民センター 高橋達夫)
自主申告に全力尽くす岩手・西根町農民組合 指導員のための勉強会岩手県連・西根町農民組合は2月11日、県連会長の久保田彰孝さんを講師に「税金の自主申告学習会」を行い、17人が参加しました。学習会の目的は、班会での自主申告に向けた指導員の勉強です。はじめに、吉田勘次郎組合長が「きびしい農業情勢のもと、少しでも節税できるように勉強したい。この取り組みの中で、組合員をおおいに増やそう」とあいさつ。 講師の久保田さんは、確定申告書の拡大版を張り出して、伝票の整理のしかたやノートの書き方などをていねいに説明。そして「基本は、農民連の『手引き』をマスターすること」と話しました。 参加者からは「減価償却費の出し方がわかってよかった」「医療費と見舞金の関係がわかった」などの感想が出されていました。最後に、事務局長の高橋悦郎さんが「明日から、班会での自主申告を成功させるため全力を尽くそう」と訴えました。 (岩手県連・西根町農民組合 鈴木實)
(新聞「農民」2009.2.23付)
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[2009年2月]
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