「農民」記事データベース20090223-865-02

総選挙で9条生かす国づくりを

あきた農林水産九条の会

関連/鹿児島県で女性部結成


結成2周年のつどい 山本農民連参与が講演

画像 あきた農林水産九条の会は1月18日、秋田市で「結成2周年のつどい」を開き、約60人が集まりました。

 「つどい」は、井川町に伝わる「桜爛太鼓」で華やかに開幕。代表世話人の佐藤喜作さん(元仁賀保農協組合長)と秋田九条の会代表委員の西成辰雄さん(十文字町・元町長)があいさつし、1年間の活動報告がなされました。

 農民連参与の山本博史さんが「こんにちの食糧・農業・農協・環境問題と憲法」と題して記念講演を行いました。山本さんは、全国に農林水産九条の会が広がっていることを紹介した後、アメリカ発の金融危機が農林中金や農協の経営に及ぼしている影響と問題点を詳しく解説。特に、海外証券など投機的な運用で大損を被った農林中金の問題では、多額の増資によって農協へのしわ寄せや農家組合員への貸し渋り・貸しはがしなどが強められようとしていることを強調しました。一方、「全中も『食糧主権』を言い出し、農民連の大会にもメッセージを送ってきた」と紹介し、「今度の総選挙では、憲法九条をいかす国づくりができるよう、変えていきましょう」と結びました。参加者はこれまで、農協問題をこれほど詳しく聞く機会がなかっただけに、熱心な質問が出されました。

 最後に全員で、県内の農林水産関係者に「九条の会」アピールを伝え、賛同者をさらに広めようと確認しました。


鹿児島県で女性部結成

運動を活性化 “集まれば元気が出る”

画像 鹿児島県農民連大会が開かれた2月8日、同じ会場で鹿児島県連女性部の結成総会が開かれました。

 全国連女性部総会に参加した南さつま農民組合女性部のメンバーが中心となって、県内の女性会員12人が集まりました。そして「女性が集まれば元気が出る。農民運動を活性化させるためにも、みんなで集まって楽しくやりましょう」と県連女性部を立ち上げました。

 南さつま農民組合の松山文子さんを会長に選び、ほかに4人の役員も決まりました。県連大会に来賓として招かれた日本共産党の松崎真琴県議会議員も、女性部に入会して顧問に就任することになりました。

 九州ブロックの女性会員交流集会を鹿児島で開催する案なども出され、今後の活動に話がはずみました。

(鹿児島県連ニュースから)

(新聞「農民」2009.2.23付)
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2009年2月

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