「農民」記事データベース20090216-864-10

すばらしい力士育てて下さい

二十山親方・年寄襲名披露式


農民連笹渡事務局長 同じ岩手出身の縁で出席

 ともに昨年初場所で引退した元小結・栃乃花の二十山(はたちやま)親方(35)と元前頭筆頭・栃栄の竹縄親方(34)の引退相撲が1月31日、東京・両国国技館で行われました。土俵上で力士が並んで断髪式を行うのは47年ぶりで、先代(元横綱・栃ノ海)や現師匠の春日野親方(元関脇・栃乃和歌)ら約300人が大いちょうにはさみを入れました。

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敢闘賞2回、技能賞2回と活躍した栃乃花=日本相撲協会のホームページから

 二十山親方の出身地は、岩手県久慈市・旧山形村。農民連事務局長の笹渡義夫さんも同じ岩手県出身という縁で「招待状」が届き、年寄襲名披露式に出席しました。

 相撲は、稲作にまつわる行事や風習から生まれたといわれ、昔は豊作か凶作かを相撲で占ったり、神に相撲を奉納して豊作を祈る習慣もありました。

 大いちょうをきれいに散髪してスーツ姿で登場した二十山親方は「若手に胸を貸して自分が教わってきたことを伝え、春日野部屋を盛り上げていきたい」と抱負を語りました。

 笹渡さんは「栃乃花さん、年寄襲名おめでとう。これからはすばらしい力士を育ててください」と激励。二十山親方は「地元ではお世話になっています。今日はありがとうございました」とお礼を述べ、固く握手しました。

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二十山親方とガッチリ握手する笹渡事務局長

 披露式では、春日錦関が記念の相撲甚句を見事に歌い上げるなど、春日野部屋の力士や大勢の支援者でにぎわいました。

(新聞「農民」2009.2.16付)
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2009年2月

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