農のこころ丸山美沙夫
大キャベツ剥がす隙間に春の音 伊賀 信子 俳誌『風嶺(ふうれい)』から。「キャベツ」はフランス語で「大きな頭」という意味のカボシュからきた名のようだ。夏の季語とされているが、春キャベツの品種は名のごとく早春の頃から出荷がはじまる。やわらかな歯触りも春の風味である。この句は、大きな春キャベツを剥がしている明るい音である。農作業もいよいよ本番に。
(新聞「農民」2009.2.16付)
|
[2009年2月]
農民運動全国連合会(略称:農民連)
本サイト掲載の記事、写真等の無断転載を禁じます。
〒173-0025
東京都板橋区熊野町47-11
社医研センター2階
TEL (03)5966-2224
Copyright(c)1998-2009, 農民運動全国連合会