農のこころ丸山美沙夫
生きざまの闇の深さに豆を撒く 万葉 太郎 俳誌『道標』から。節分の豆撒きは、鬼を豆で打って悪疫を追い払うという行事である。実直に農に生きてきた人たちにとって、健康で働き災害もなく農産物が収穫できる喜びは、最も嬉しいこと。しかし、この句は今日の農政や暮しの現実に目を向けている「闇の深さ」ではないだろうか。その悪疫に豆を打つかに。
(新聞「農民」2009.2.9付)
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[2009年2月]
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