「農民」記事データベース20081222-858-13

良い土のこと、有機肥料のこと…

“土づくり”しっかり学んだわ

関連/共同運動 今後も大きく 結成20周年記念「収穫祭」


岩手県農民連女性部が勉強会

講師は岩手町農民組合長の今松利雄さん

画像 作物づくり1年生の人も、自己流でキャリアを積んできた人も参加して、11月29日、岩手県農民連女性部が「土づくり勉強会」を開きました。参加は、農民連会員以外の人も含めて14人。

 きっかけは、「野菜にコブが付いている。どうしたらいいの?」という声が何人かから出されたことから。講師は、ダイコンなどをたくさん作っている野菜農家で、岩手町農民組合長の今松利雄さんです。

 今松さんは「野菜づくりは“ダイコンに始まってダイコンに終わる”とも言われている」と話し、肥料分が多すぎてもいけないと「良い土」の条件や有機肥料のこと、多くの疑問が寄せられた根コブ菌や土と病害虫との関連など、多岐にわたる講義でした。とくに、「作物生理」について、しっかり講義してくれました。

 質問のコーナーでは、講師も「なかなかむずかしいなあ」というほど、いろいろ出され、参加者同士がお互いに答えたり、秘策も飛び出すなど、たいへん有意義な勉強会となりました。

(岩手県農民連 久保田みき子)


共同運動 今後も大きく
結成20周年記念「収穫祭」

食農健神奈川 地元産料理で交流

 食糧・農業と国民の健康を守る神奈川会議(食農健神奈川会議)は12月6日、結成20周年を記念して、第20回収穫祭を開き、参加者は県内産農産物で作った料理を囲みながら交流を深めました。

 主催者を代表して、食農健神奈川会議の板倉隆議長があいさつ。来年2月に結成20周年を迎える同会議の歩みを振り返り、横浜での労働者と農民との共同で始まった行動がもとになって15団体で発足した経緯を語りました。

 その後、全国に先がけて日本の農業・食糧、健康を守るたたかいを県内で進め、32団体に成長してきた歴史を述べ、「今後も運動を大いに発展させよう」と呼びかけました。

 全国食健連(国民の食糧と健康を守る運動全国連絡会)から玉田恵さん(新日本婦人の会副会長)が来賓あいさつ。「食の安全をめぐって、食健連運動が大きな注目を浴びている。取り組みを強め、国民の関心を高めよう」と訴えました。

壇上に並ぶ食農健結成に携わった人たち

 壇上での各団体の紹介に続き、参加者は、フォークソングやオークションなどのアトラクションを楽しみました。

(新聞「農民」2008.12.22付)
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2008年12月

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