「農民」記事データベース20081222-858-05

乳価上げろ! 酪農に未来を!

北海道東部4町村から 大型トラクター連ねデモ

関連/畜産・酪農危機突破対策をぜひ


画像 北海道東部の酪農の街、別 海町で12月2日、「乳価あげろ!」とトラクターデモを行いました。農民連・釧根地区協議会の呼びかけに、標茶、浜中、厚岸、弟子屈など近隣の4町村から、酪農家が約30人参加ました。

 デモには、「90円乳価の実現を」などののぼり旗をかざした大型トラクター5台のほか、「若者に夢を、酪農に未来を」の横断幕をかかげたトラック10数台が参加。明治乳業と森永乳業に「年内に乳価を引き上げること」などを申し入れました。

 北海道の乳価は、今年4月から平均5円70銭ほど引き上げられましたが、飼料代や資材価格が上昇を続け、経営収支は改善していません。ホクレンは先月、来年3月から平均乳価で5円30銭引き上げると発表。しかし年末に間に合わず、不安を募らせています。

(北海道農民連 岩崎和雄)


畜産・酪農危機突破対策をぜひ

大パニックシンポ呼びかけ人ら政府要請

 先月末に開催された「超多収飼料米が畜産・大パニックを防ぐ」シンポジウムの呼びかけ人らが、12月10日、畜産・酪農の危機を突破するため、シンポで採択された「集会アピール」を携え、農水省に要請しました。

 上原公子さん(前国立市長)、清水鳩子さん(主婦連合会参与)、石澤直士さん(青森県常盤村養鶏農協専務理事)や、農民連の石黒昌孝さんらは、「世界的に食料高騰が深刻化している今、減反強制などとんでもない。食料自給率向上に取り組んでほしい」、「飼料米増産はその突破口となる取り組みで、消費者の支持も大きい」と、訴えました。

(新聞「農民」2008.12.22付)
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2008年12月

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