「農民」記事データベース20081215-857-06

手つなぎ元気出そうぜ

東京土建 青年フェスタ“挑戦”

関連/高齢期問題と福祉のつどい


農民連青年部が模擬店
野菜・果物・お茶次つぎ完売

 11月30日、東京・代々木公園で、東京土建一般労働組合(東京土建)青年部が主催する「青年フェスタ“挑戦”」が開かれました。同青年部の結成50周年を記念した催しで、建設業に働く青年やその家族、各界の青年組織の仲間など1万3000人が集いました。農民連青年部も参加しました。

 小春日和の会場には、東京土建の各支部や青年団体などが出店した模擬店など約50のテントが林立し、どこも行列や人だかりができるにぎわいです。ステージでは、「東京土建バンド」の演奏や「土建BOYコンテスト」などのアトラクションが行われ、歓声に包まれていました。

 東京土建青年部長の田中健さんは、「不景気で仕事がないなど、建設業で働く青年の状況は厳しいです。でも、そんなときだからこそ、ドカンと大きなイベントをやって元気を出そうと考えました」と語ります。みんなが集まって青年部を結成し、その力で要求を勝ち取ってきた歴史を振り返り、再出発する。そんな思いを「挑戦」というテーマに込めたそうです。「働く青年が業種を超えてつながって、新しい力を作り出したい」とも。

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農民連青年部は、7府県と本部などから約20人が参加。持ち寄った農産物は大人気でした

 東京土建青年部の呼びかけに応え、農民連青年部も模擬店を出店しました。葛西拓美部長が青森県から夜行バスで駆けつけるなど、7府県と本部、食品分析センターから約20人が集合。野菜や果 物、お茶を即売したほか、地鶏スープの「まいたけ汁」をつくってふるまうと、たちまち人だかりができ、次々に完売しました。

 山形県からリンゴ、洋なし(ラ・フランス)などをもって参加した星智也さんは、「イベントへの出店は何度も経験していますが、こんなに売れ行きがいいのは初めて」と驚いていました。農民連への信頼と期待も感じられた一日でした。


高齢期問題と福祉のつどい

千葉・松戸で講演とコンサート

ヒューマン・ファーマーズが演奏

画像 千葉県松戸市で11月23日、「第18回松戸高齢期問題と福祉のつどい」が開かれました。第1部は「認知症の早期発見と予防」と題し講演会が行われ、第2部はヒューマン・ファーマーズのコンサートでした。

 「収穫祭だ!さあ行こう」で軽快に始まったステージでは「会津身知らず柿」「兼業農家に捧げる歌」など10曲を演奏しました。メンバーの1人が父親の介護体験をモチーフにして作った歌、「陽だまりの中」では涙する人も。ステージの最後は、憲法9条を歌った「ピース・ナイン」、会場のみなさんといっしょに楽しく踊り、歌いました。

 今回の演奏は、同市で8月に行われた「原爆写真展&平和のつどい」でヒューマン・ファーマーズの演奏を聞いた方が、「今回の『つどい』でもぜひ演奏して」と誘ってくれたもの。あっという間の1時間でしたが、熱心に聴いてくださり、コンサート後のCD販売では「良かったわよ。涙が出ちゃった」などの感想も聞かれました。

 ヒューマン・ファーマーズは、今年で結成20周年を迎えます。12月23日(開演は午後1時半)には記念コンサートを開く予定です(会場は結城市文化センター)。

 これからも、日本の食と農を守る運動といっしょに歩んで行きたいと思います。

(ヒューマン・ファーマーズ 渡邉三智夫)

(新聞「農民」2008.12.15付)
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2008年12月

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