「農民」記事データベース20081208-856-12

神奈川で産直まつり

採りたて野菜の試食、種当てクイズ
食の安全・安心に関心高いが…


 神奈川農民連や生産者と消費者が手をつなぐ会などで構成する産直まつり実行委員会(安西肇委員長)は11月16日、横浜市にあるかながわ県民センターで、29回目の「かながわ産直祭り」を開きました。小雨模様のなか、多くの市民でにぎわいました。

 会場には神奈川産の野菜やみかん、ソーセージに肉まん、ハチミツなどの加工品などがズラリと並び、「野菜の詰め放題もあるよ」「採りたての野菜を試食して」「小学校で子どもたちが食べているあげパンだよ。食べてみて」と元気な声が響きます。また、野菜の種を並べて「種当てクイズ」を企画。「これがゴーヤーの種だったの」と、来客者は野菜の“ふしぎ”に関心を寄せていました。

 横浜市の長瀬貴美子さんは「手をつなぐ会とのつながりは、一枚のチラシから。食べ物の安全・安心への関心は高まっているけど、生活が大変で“どうでもいい”という主婦も意外と多い」と言います。手をつなぐ会の結成時から運営にかかわってきた鈴木浩子さんも「国産も大事だし、自給率を上げることも大事だけど、最低賃金など働く人たちの生活の水準をあげていかないと」と話します。

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絵手紙も展示され神奈川産をアピール

 また、横浜市では小学校給食の民営化が進められていますが、元栄養士の鈴木圭子さんは「神奈川農畜産物供給センターが取り扱っている豚肉やソーセージが学校給食で使われ、とても子どもたちから“おいしい” と好評ですが、民営化で取り扱いが少なくなっています。民営化をやめさせ、中学校にも学校給食をぜひ実現したい」と、署名を呼びかけていました。

(新聞「農民」2008.12.8付)
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2008年12月

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