「農民」記事データベース20081208-856-04

元議員・農業委員・産直の出荷者…

積極的訴えに次々加入

会員・読者拡大


 福島県北農民連桑折(こおり)支部は先ごろ、元自民党町議を仲間に迎えました。

 同支部は組合員も多く、「9条田んぼ」など、多彩な取り組みで地域の人たちによく知られています。元町議は、今年の夏から桃の産直に参加するようになりました。

 農民連20周年と県大会を組織拡大の中で迎えようと討議した支部は、さっそく役員がこの元町議宅を訪問。「農民連の活動は産直だけでない。農業をとりまくさまざまな課題の解決に、政治的立場を超えていっしょに取り組みましょう」と訴えたところ、すぐに加入を決めてくれました。

 福井県農民連は、会員が減って活動が停滞していたR支部を元気にしようと、会員拡大に取り組みました。

 支部の会員が、準産直米を出荷している若手農家を北陸ブロックの交流集会に誘ったところ、快く参加。農民連の国際活動について語った真嶋良孝副会長の講演を聞いて、「でかいことをやっているんだなあ」と感心していました。

 その反応に誘った会員も意を強くして、県連会長とともに再訪。加入を訴えたところ、「全国の人たちとも交流していろいろな経験をしたい」と快諾してくれました。

 県連は、農業委員などにも声をかけ、新聞「農民」も増やしています。

 静岡県農民連では、浜松市浜北区の養蜂家が加入しました。旧知の森島倫生県連会長に誘われて「産直フェスタ」(県の農民連、新婦人などが主催)に参加したところ、その盛況ぶりに感心。農民連本部のホームページから資料請求のメールを送りました。

 森島会長と吉川利明事務局長がさっそく訪問し、農民連の組織や活動を改めて説明して加入を訴えました。この養蜂家は「よい仲間、理解ある消費者と出会えてよかった。食品分析センターにも期待している」と加入を決めました。

 県連は、他の地域でも産直の出荷者に加入を訴えることにしています。

 みのう農民組合(福岡)は11月19日、柿の生産者を仲間に迎えました。当日は、組織拡大を討議する九州ブロック交流会が宮崎県で開催中でしたが、留守居役の井上永太郎副会長が奮闘して成果を上げました。

 同組合は、この夏以降、米や柿の産直を通じて10人以上の組合員を増やしています。減反の押しつけで元気をなくしている農家に「おおいに増産して産直で売ろう」という訴えが共感を呼んでいます。

 また、大豆畑トラストに参加している消費者にも新聞「農民」の購読を訴え、次々に拡大。とくに、職員の金子徳子さんが送っている通信が「農民」紙面に頻繁に掲載されているので、身近に感じてもらえることが大きな力になっています。

(新聞「農民」2008.12.8付)
ライン

2008年12月

農民運動全国連合会(略称:農民連)
〒173-0025
東京都板橋区熊野町47-11
社医研センター2階
TEL (03)5966-2224

本サイト掲載の記事、写真等の無断転載を禁じます。
Copyright(c)1998-2008, 農民運動全国連合会