農のこころ丸山美沙夫
夕焼を余さず使ひ大根干す 久保田義子 俳誌『白炎』から。沢庵漬にする大根干しは、軒先に吊したり、稲架の後などを利用して行われている。雪や寒波の到来するまでに漬け込むと丁度よいので、約10日間ぐらいの干し上りを見込んでの作業となる。この作の「夕焼を余さず…」に、農家の人々の知恵が巧みに詠みとられ、農ならではの段取りの良さも感じる。
(新聞「農民」2008.12.1付)
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[2008年12月]
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