「農民」記事データベース20081124-854-12

旬の味


 ミニマムアクセス米の汚染問題や度重なる食品偽装に「何を食べたら良いのか?」「もう限界だ」と、消費者の怒りや嘆きが満ちている。今度の総選挙では、食糧・農業が一大争点になることは間違いない。地域から農業再生への国民的理解を広げる活動が大事になっている▼地元の食健連では、大企業の労働者、保育士、主婦と子ども、民商会員、土建主婦の会、農民連会員らで、ソバとジャガイモを一反ずつ植えた。家庭菜園と違って、広い農地に向かい合い、本職による農作業指導はやはり違うとみんな満足の様子だ▼地域の母親大会では、「食と地球を守る」をテーマに、激安米や添加物の実験的検証で食の安全問題を学び、新規就農の青年農業者が消費者と交流して、農家の苦労と現状を語り合い、手作り餃子と新米の試食で収穫を祝う。年末には年越しソバを食べ新しい日本への一歩となる年を迎える計画だ▼総選挙に備えながらの毎日だが、20周年を迎える農民連の組織強化を訴える機会にしたい。

(昌)

(新聞「農民」2008.11.24付)
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2008年11月

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