糖度24度の「こいひめ」など3つの新品種柿に挑戦福岡・みのう農民副組合長 井上永太郎さん
いま福岡県浮羽地方は、柿の最盛期。富有柿の生産量日本一ですが、皮をむくのがめんどうとかで、人気は下降気味のようです。そんななか、柿生産者は早生の「西村」「伊豆」に続くものとして、「太秋」「早秋」など新品種に挑戦しています。 みのう農民組合副組合長の井上永太郎さんも、3つの新品種を導入したり、完熟柿を使った加工品づくりなど、研究に余念がありません。新品種の中でお勧めなのが、なんと糖度24度にもなるという「こいひめ」。「とてもあま〜い」と評判です。しかし、生育中に落果が多く、収穫前に軟化が激しくなるなど栽培はなかなかむずかしく、いまだに安定した収穫は望めません。井上さんは、困難にも負けずに鉢花やトピアリー(樹木の造形物でキリンやゾウの形に整える)の生産にも挑戦しています。
大豆畑トラスト会員摘果などを体験大豆畑トラスト会員で桂川町の前田弘志さんが、「農業体験をしたい」というので井上さんを紹介。何度も足を運び、柿の摘蕾(ちゃく)や摘果 、収穫などを体験。「今までの独学も多少は役に立っている気もしますが、永太郎さんから教わったことが何よりも一番。出会えたことに感謝しています」という、お礼のメールが届きました。(福岡・みのう農民組合 金子徳子)
(新聞「農民」2008.11.24付)
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[2008年11月]
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