奈良県農民連初の直営直売所
「旬の里・まみが丘」オープン
安くて安全・安心な農産物
長蛇の列、完売、急いで追加
関連/珍しい黒柿ことしもたくさん
組合員が15人ふえました
初の奈良県農民連直営の直売所「旬の里・まみが丘」が10月25日、58人で出荷組合を立ち上げ、オープンしました。営業日は、火・木・土・日の週4日。場所は、奈良県の中部地区にある広陵町で、交通
機関の便もよく、近年、マンションや住宅街が建設され人口が増えている地域です。
ことの始まりは今年4月「広陵町に廃業した食堂の跡地がある」との情報から。しかし、この地域に組合員が少なく、出荷してくれる農家集めからスタートしました。県連の事務局員がチラシを手渡し、組合員に紹介してもらい、出荷説明会などを行いながら出荷者を募りました。こうした取り組みのなかで、オープンまでに新たに15人の組合員が増えました。
同時に施設の改装を行いました。大部分は大工さんに頼みましたが、経費削減のため、陳列棚は事務局員と農家が協力して作り、廃業後そのままに置いてあった備品を修理して再利用するなど工夫しました。
一番苦労したことは「運営規則・出荷ルール」づくりです。近畿ブロックの県連や産直センターが運営している直売所の規約を参考にしながら、出荷者や事務局員が意見をぶつけ合い両者が納得するまで協議しました。また、オープンに向けて、「地元産の直売所オープン」をメールマガジンで配信したり、新聞広告でアピールして、当日を迎えました。
宣伝効果がよかったからか、オープン前から長蛇の列ができ、店内に入りきれないほどのにぎわいに。多くの商品が“完売”してしまい、急きょ商品を前倒しして並べたり、事務局員が農家に連絡をとり追加をお願いするなど大盛況でした。
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“新鮮で、安全・安心がなによりです”―オープン初日から大にぎわい |
イベントは、地元産黒毛和牛の試食販売やポン菓子の実演販売などを行い、おとなから子どもまで楽しめる内容にしました。買い物に訪れた人から「安くて安全・安心な農産物が集まっています。近くなので今後も利用したい」という声が多く寄せられました。
まだまだ課題も多いですが、出荷してくれる農家とリピーターを増やし、みんなで「旬の里・まみが丘」を大きくしていきたいと思います。
(奈良県農民連 S)
茨城農民連の事務所入り口
茨城農民連の事務所入り口に、珍しい黒柿があり、今年もたくさん実りました。
いつごろ植えたのかは不明ですが、3年前から実が付き始めました。黒柿は「金運招来」「福徳円満」「幸せを呼ぶ木」と言われています。実は小ぶりですが、ツヤのある漆黒色で糖分も多く、ビタミン、カリウム、カロチンが多く含まれています。果
物屋さんでは売っていません。
(茨城農民連 大内逸雄)
(新聞「農民」2008.11.17付)
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